2021-03-16 第204回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
今、御案内のように、アメリカの長期金利がちょこっともう跳ね上がっていますので、この日米の実質金利差というのがちょっと縮まってきているわけですね。それによって、辛うじて日本は若干円安傾向になっていると私は理解しております。 こうしたグラフを見て、どのような御所見をお持ちになるでしょうか。
今、御案内のように、アメリカの長期金利がちょこっともう跳ね上がっていますので、この日米の実質金利差というのがちょっと縮まってきているわけですね。それによって、辛うじて日本は若干円安傾向になっていると私は理解しております。 こうしたグラフを見て、どのような御所見をお持ちになるでしょうか。
日米の実質金利差、リーマン・ショックの頃から日米共に急低下しております。しかし、赤のグラフの日本よりも青の線のアメリカの方がずっと低い水準だったんですね。この間、先ほど申し上げましたように、為替は七十円台まで突っ込んだということですよ。そして、黒田総裁が登場した頃から日本の方が実質金利はアメリカよりも低いと、こういうことになってきた。ところが、最後のところで青線と赤線がクロスしちゃった。
これを来週また黒田総裁ともやりますけど、日米の実質金利差がもうマイナス、アメリカは実質金利はマイナス一%ですから。日本は実質金利はゼロの上行っているんですよ。そういうところが背景にありますけれども、円高でデフレギャップ解消できるでしょうか。大臣、いかがでしょうか。
○参考人(黒田東彦君) まず、実質金利差がこのところ縮小しているということはそのとおりであります。 二〇一五年の十二月以降、米国はFRBが九回利上げを行いまして、短期金利は二%強まで上昇しました。その後、御案内のとおり、昨年夏以降、米中貿易摩擦が拡大、長期化するということで利下げに転じまして、先週は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を踏まえて更なる利下げが行われました。
日米の実質金利差というのは、実は為替レートと非常に密接に関わる、相関があると言っても過言ではありません。どれくらい今差が縮まってきているか。ほぼゼロですよ、ほぼゼロ。日本が昨日辺りの水準ですとマイナス〇・八三ぐらい、実質金利がね、アメリカがマイナス〇・八二ぐらい、ほぼイーブンです。これじゃ円高に持っていかれますよ。いかがでしょうか、総裁。
それで実質金利差が急速に縮まって円高になってきた。ここへ持ってきて百円割れというのが何とか回避できたのは、恐らく〇・五ぐらいの水準で米国債の金利が下げ止まったというのか、恐らくそういうこととも無関係ではないと思うんですね。 この実質金利差が為替レートと関係があるというのは、形を変えて言うと、マネタリーベース比較と言ってもいいわけであります。
もちろん、先ほどから議論がありますように、円高修正とか、日米の予想実質金利差とかで動いている部分がありますから、一定のマネタリーベースの増加というのは、私もそれは効果があると思います。
そして、日米金利の実質金利差というのが出ていますね。要するに、日本が実質金利、ドルより高いわけですよ。それに伴って円高起こっているんではないかと。先ほどのこのグラフと、これとも非常につろくするわけですね。
デフレ継続によって日本の実質金利は高どまっておりますので、米国との実質金利差は拡大をしております。だから対ドルで円高になる、これがまさに今起きていることなのではないかというふうに思います。
しかし、もう一つはやはり米国と日本の実質金利差というのがどんどん縮小していく、実質金利でいうとほとんど金利差がなくなってしまう。そうすると、米国への資本流入が減少して、金利も上がりぎみになる。
それとあと、海外との実質金利差がほとんどなくなってしまっていた状態の中で、日本のいわゆる投資家も海外へ資金を出さなかった。この促進策をぜひ大蔵大臣にはこの機会におきましてお考えいただきたい。 経済が強い国というのは、当然、いわゆる貿易で黒字になります。
したがって、アメリカとの名目金利差はかなり縮まっておりますし、実質金利差ということについてはかえって日本の方が高いかもしれません。こういうことは徐々に流れに変化があるかもしれませんが、現在のところはまだ大きな変化はございません。 それから、委員はヨーロッパのことをおっしゃいまして、確かにヨーロッパは東西ドイツあるいは東ヨーロッパに大きな変化が起きつつあります。
実質金利差あるいは名目金利差と円レートの関係が非常にフィットしておる。 従来は、経常収支なり物価差なり、こういうような考え方がレートの説明要因として強くあったわけでございますが、八年間のフロートを通じてみますと、やはり物価差、購買力差というのが説明要因として一番フィットしております。ただ、中期的には累積経常収支がフィットしております。
このポイントは実質金利差だということを私は最初から申し上げて、総裁もそれを確認されながらの話の流れですから。ただ短期金利、コールを動かしていても外からはわからない。ロンバード金利を動かすと、それが仮に二%動いたとなると、あ、日本はやったなと思うと、為替は相場ですから、スペキュレーションも入っていますから、逆にぐっと動く。